近視になっている人でも、どういう仕組みで近視になっているかというのは案外知らないものです。
これを機会に少し知っておいてくださいね。

(画像に関しましては、神戸クリニック
要するに、通常は網膜においてピントがあうのが正常なのですが、近視の場合は網膜よりも前の方でピントが合ってしまうんです。
そのため、近くのものはよく見えますが、遠くのものはどうしてもぼやけて見えてしまうんですね。
では、どうしてピントが網膜の前であってしまうのか?
これは、一般的には「毛様体筋の疲労からきている」といわれています。
毛様体筋というものは、水晶体の厚さを変えてくれるものです。
この水晶体は、図を見るとわかるように、ピントを合わせる上でも非常に大切なものです。
で、近くを見るときというのは、毛様体筋が働き、水晶体を膨らませることでレンズを厚くしてピントを合わせようとします。
これが一時的なものならばよいのですが、現代社会ですと、パソコンなどでとにかく近くのものを見る機会ばかりになります。
そのため、毛様体筋が常に緊張した形になってしまい、疲れ目(眼精疲労)になってしまうのです。
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